ややこしいアメリカ重さの単位「オンス」「ポンド」

重さの単位アイキャッチ

以前、アメリカで日常的に使われている「長さ」の単位に関して別記事で紹介しました。(別記事はこちら

日本人にとっては、インチやフィートといった単位はなじみがなく、非常にややこしいものだと思いますが、アメリカでは「重さ」の単位も日本とは全く異なる単位が使われており、日本人にとっては長さの単位以上にイメージがつきにくい単位だと思います。

今回はそんなアメリカのややこしい単位シリーズの1つとして、「重さ」の単位についてお話していきたいと思います。


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アメリカの重さの単位

重さの単位挿入

アメリカで日常的に使われる重さの単位は、「オンス」、「ポンド」となります。

日本では「グラム」、「キログラム」といった単位になりますから、アメリカ式ですとなかなか重さのイメージが付きませんよね。

オンス(ounce)

アメリカの日常で重さを表すときに使われる一番小さい単位になります。

オンスは正確にグラムに換算すると、

1オンス = 28.349 523 125 グラムになります。

しかし、日常的にグラムに換算する際には、1オンスを約28.35グラムとして計算する場合が多いようです。

もっとざっくりとした感覚でとらえるならば、1オンス=約30グラムと頭に入れておいてもいいかもしれません。

オンスは英語で「ounce」となり、複数形は「ounces」です。

普段は省略された形で「oz」と表記されることが多いです。

ポンド(pound)

アメリカの日常生活で一番よく使われる重さの単位がポンドになります。

ポンドを正確にキログラムに換算すると、

1ポンド = 0.453 592 37 キログラムになります。

これはまた覚えにくい中途半場な数字ですよね。

1ポンドは約0.454キログラムで計算されることが多いようです。

ざっくり考えるならば、ちょっと誤差は大きいですが、1ポンド = 約500グラムで考えてもいいのではないかと思ってしまいます。

ポンドは英語表記では「pound」、複数形は「pounds」となります。

日常的には「lb」が用いられます。

2ポンド以上は複数形になりますので、例えば5.8ポンドの場合には、「5.8 lbs」と「s」が付きます。

貿易業務においては、荷物のパッキングリストで荷物の重量を表記するときに頻繁に使用されています。

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オンスとポンドの関係性

続いてオンスとポンドの相互関係について見てみます。

・1オンス = 1/16ポンド

・1ポンド = 16オンス

日本人の感覚からすると、「なんで1ポンドは10オンス、または12オンスじゃないんだ?」と突っ込みたくなりますよね。

グラム、キログラムの関係性は「1000グラム =1 キログラム」で切りのいい数字で非常に分かりやすいのとは大違いです。

まとめ

オンス、ポンドをグラム、キログラムに換算する場合には切りのいい数字にはなりません。

普段日本人にはなじみのない単位のうえ、出てくる数字は中途半端な覚えにくいものばかりです。

アメリカの単位は全く別物だと考えて、普段はざっくりと数字をとらえるだけでも十分かもしれません。

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