僕は現在、主にアメリカの取引先をメインとして貿易業務に関わっていますが、いつまで経ってもなかなか慣れないのがアメリカの長さや重さの「単位」についての感覚です。
日本人は物心ついた頃から「センチメートル・メートル・・・」といった長さの単位と、「グラム・キログラム・・・」といった重さの単位に慣れてしまっています。
アメリカでは日本と異なる単位を用いているため、アメリカの商品を取り扱うときには、商品がどのくらいのサイズなのか日本の単位に置き換えてイメージしないとサイズ感がつかめません。
今回は、アメリカにおける単位の中でも、「長さ」の単位についてまとめてみたいと思います。
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アメリカで使われている「長さ」の単位
アメリカの日常生活で使われている長さの単位は、「インチ」・「フット/フィート」・「ヤード」・「マイル」の4種類です。
「インチ」(inch)アメリカ長さの単位
インチのサイズは、
1インチ(inch)=2.54センチメートル
になります。
1インチよりも数字が大きい場合には、「2 inches」のように複数形になります。
インチの表記は、「in」または「 ″(ダブルプライム)」が用いられます。
例えば3インチならば、「3 in」または「3”」といった具合に表記されます。
インチのサイズの起源は、古代ローマで男性の親指の幅が元になっているそうで、地域によって長さが異なっていたようです。
「フット/フィート」(foot / feet)アメリカ長さの単位
日本ではフットよりもフィートの名前が浸透していると思いますが、基本のサイズは「フット」になり、その複数形が「フィート」となります。
1フット/フィートのサイズは、
1フット/フィート(foot / feet)=30.48センチメートル
になります。
数字が1または1よりも小さいときにフット(foot)になります。
1 foot
2 feet
といった感じですね。
フット/フィートの表記は「ft」または「 ' (プライム)」が用いられます。
例えば5フィートならば、「5ft」または「5’」となります。
プライムの記号はアポストロフィとは違う形状なのですが、パソコンのキーボードで入力するときには、形状が似ていて、すぐに入力できるアポストロフィが用いられることが多いようです。
フット/フィートの由来は、その名の通り、足の大きさ(つま先からかかとまで)が元になっているそうです。
ヤード(yard)アメリカ長さの単位
ヤードのサイズは、
1ヤード(yard)=91.44センチメートル
になります。
数字が1よりも大きいと、「30 yards」のように複数形になります。
ヤードの表記は、「yd」が用いられます。
ヤードの起源は諸説あるようですが、今回の4つの単位のうち、ゴルフをやる人以外には一番なじみがない単位かもしれませんね。
マイル(mile)アメリカ長さの単位
マイルのサイズは、
1マイル(mile)=1609.344メートル
になります。
マイルも1より大きい数字であれば、「5 miles」のように単位の末尾は複数形になります。
マイルの表記には短縮系がなく、「mile」または「miles」となります。
まとめ
僕が通常の仕事をしている中で出てくる単位はインチ、フィートがほとんどで、たまにヤードが出てきます。
マイルは今まで出てきたことはありません。
どの単位もぴったり〇〇センチというわけではないので、余計サイズのイメージが湧いてこないような感じがします。
さらにインチに関しては、5/8インチなどのように、数字に分数が用いられることが多いので、日本人にとっては余計ややこしいですよね。
アメリカの単位に対しては、とにかくサイズがつかめないときには地道に確認するしかないですね。
以前、アメリカで日常的に使われている「長さ」の単位に関して別記事で紹介しました。(別記事はこちら)日本人にとっては、インチやフィートといった単位はなじみがなく、非常にややこしいものだと思いますが、アメリカでは「重さ」の単位も[…]