突然ですが、みなさんは以前、日本でもサマータイムが実施されていたことをご存知でしょうか?
今回は、アメリカやヨーロッパの多くの国で実施されている、サマータイムについてお伝えしていきたいと思います。
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サマータイムとは?【仕組み】
サマータイムは、太陽が出ている時間帯を有効的に利用することを目的として、標準時間を1時間進める制度のことです。
日本では「夏時間」と呼ばれたりもしますが、現在は実際に実施されているわけではないので、あまり馴染みがないかもしれませんね。
サマータイムは英語で「summer time」と表記されますが、実はこれはイギリス英語での呼び方となり、アメリカでは夏時間のことを「daylight saving time(DST)」と呼んでいます。
まさに「日光」を「節約」する時間制度という意味ですね。
サマータイムを実施している国や期間は国によってさまざまで、アメリカではサマータイムを実施するかどうかを州ごとに取り決めています。
サマータイム導入のメリットとしては、日が出ている時間帯を有効活用することで、照明などの電気代を節約できる効果があると言われています。
サマータイム実施国と実施期間【いつから始まるか】
アメリカ、カナダ
3月第2日曜日AM2:00~11月第1日曜日AM2:00
ヨーロッパ諸国
3月最終日曜日AM1:00~10月最終日曜日AM1:00
ニュージーランド
9月最終日曜日AM2:00~翌年4月第1日曜日AM3:00
オーストラリア
10月最終日曜日AM2:00~翌年3月最終日曜日AM3:00
アメリカではハワイ州とアリゾナ州ではサマータイムを導入していませんので、サマータイムを実施している州から移動するときには時計の針を調整する必要があります。
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日本におけるサマータイム
冒頭でもお伝えした通り、日本でもかつてサマータイムを実施している期間がありました。
それは、アメリカのGHQ支配下にあった、1948年~1952年にかけての短い期間のことです。
その後、何度も日本で再びサマータイムを導入することが議論されていますが、日本は南北に細長い形をしており、東日本と西日本では日の出・日の入りに時間差があり、全国一律の時間でサマータイムを実施するのには向いていないことや、日本の周辺各国の多くがサマータイムを導入していないので、欧米のサマータイムに合わせる必要性があまりないことなどからサマータイムの導入は見送られてきました。
世界の国々におけるサマータイムの実施状況
サマータイムを実施している主な国と実施期間はすでにご紹介しましたが、世界にはかつてサマータイムを実施していたけれども、今は廃止している国が多くあります。
サマータイムを廃止した国
アイスランド、アルゼンチン、トルコ、フィリピン、モンゴル、ロシア、香港、韓国、中国、日本など。
サマータイムを実施したことがない国
ベトナム、タイ、インドネシアなどの東南アジア諸国の大半の国々。
アラビア半島のすべての国々。
まとめ
海外の企業と取引きを行っていくうえでは、サマータイムを意識することも大切になってくるかと思います。
サマータイムでは相手側の就業時間が1時間早くなるわけですから、サマータイム実施期間が切り替わるタイミングには注意が必要ですね。
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