僕は約2か月ほど転職活動を続けた結果、念願だった英語を使う仕事への転職を実現できました。
今回は、僕が転職後から現在まで勤務している会社での仕事をご紹介させていただきたいと思います。
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転職を成功させた僕が現在勤めている会社について
業種からいいますと卸売業となります。
海外から商品を仕入れ、日本国内で卸売販売を行っています。
従業員は30人ほどの小さな会社です。
輸入仕入れを行う担当者は自分を含めて5人です。メインの担当者は僕ともう1人が勤め、後の3人はサポート的な仕事を行っています。
輸入仕入れ業務
僕が今勤務している会社は、かなりニッチな商品を取り扱う業界のため、具体的な商品を出すことができず申し訳ないのですが、取扱い商品をアメリカをはじめ、カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・フランス・スペインといった国から輸入を行って仕入れ、仕入れた商品を日本国内で卸売販売しています。
一部の商品は、取引先の会社が、本社とは別の国にある工場へ生産を委託している場合があり、中国・台湾・フィリピン・タイの工場から直接輸入を行うこともあります。
転職前は、主に英語圏の国との取引ばかりをイメージしていたのですが、いざ転職してみたら多種多様な国と関わることとなり、最初はかなり驚きました。
輸入の際の輸送手段は、航空便による輸入がメインになります。
しかし、航空便だと運賃が割高になってしまうような大型商品も取り扱っているため、コンテナをチャーターした船便での輸入も行っています。
また、輸入を行うときには輸送費を最大限効率化するために、取引先からの荷物の取りまとめと、日本への発送をお願いしているフォワダーを活用しています。
海外取引先とのやり取りも大切ですが、輸送にかかるコストを最小限に抑えるために、オーダーのタイミングやオーダー数量の計画を立てることに一番神経を使う仕事です。
日常の業務
普段の業務を簡潔にまとめると以下のような業務を行っています。
・商品在庫管理
・オーダー計画の立案
・パーチェスオーダー(注文書)の作成
・海外へのオーダー出し
・オーダー後、海外の取引先とメールや電話でのやり取り
・フォワダーとのやり取り
・フォワダー提出用の輸出通関用インボイスの作成
・日本での輸入通関用の商品説明書類の作成
・通関後の輸送手段の手配
・仕入れ商品入荷後の検品作業
上記、仕入れに関する業務以外にも取扱商品の販売業務も兼務しています。
海外出張
2か月に1回ないし、2回の頻度で海外出張に行く機会もあります。
海外出張の主な目的は、「取引先(仕入先)訪問」、「海外展示会」、「工場視察」の3つです。
取引先(仕入先)訪問
日本市場向けに作ってもらいたい商品の開発依頼や、商品のカスタマイズの依頼、価格交渉、新商品のチェックなどを行うために訪問します。
訪問先はほとんどがアメリカで、主に西海岸に行く機会が多いです。
海外展示会
業界の製造業者やサプライヤーが一同に集まって出展する展示会にも出かけます。
まだ取引きをしたことがない企業も出展していますので、新規の取引先の発掘や新商品を探すのが主な目的となります。
また、海外展示会では数多くのビジネスミーティングや講演会も開かれていますので、そういったイベントに参加することもあります。
これまでに海外展示会のために訪問した国は、アメリカ・オランダ・ドイツ・中国です。
工場視察
取引先企業の中には、製品の生産を本国以外の国の工場へ生産を委託している場合があります。
商品の細かい仕様変更や品質改善を取引先へ依頼しても、生産国の工場側で反映してもらえないケースがあります。
その際に海外の生産工場へ直接出向き、変更点・改善点のすり合わせを行います。
今までに工場視察のために訪問した国は中国・タイ・フィリピンです。
なお余談になりますが、フィリピンの工場のケースでは、物流網がまだアメリカのように整備されていないため、以前はフィリピンから完成した商品を日本へ輸出入する際に非常に手間と時間がかかっていました。
僕はフィリピンの工場を訪問した際に、現地のフォワダーにも出かけ、製品完成から日本への納品までのリードタイムを短縮できるよう交渉を行ったこともあります。
まとめ
いざ転職してみると、思いがけないほどいろいろな国と関わりながら仕事をすることになっていました。
それぞれの国ごとにお国柄があって苦労することもたくさんありますが、現在非常にたくさんの貴重な経験ができていると思います。
現在の仕事に就く前は、ほとんど英語ができませんでしたが、一から英語をやり直す決心をし、努力を続けてきて本当に良かったと今では感じています。
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