ベトナムにある世界遺産として有名なのがベトナム北部にあるハロン湾です。
ハロン湾には大小3000あまりの奇岩や島々がエメラルドグリーンの海の中にそそり立ち、その神秘的な景観は世界中から集まる観光客を魅了しています。
ハノイからハロン湾までは非常に距離があり、移動に3~4時間ほどかかります。
(ハノイとハロン湾があるバイチャイ間のバス移動体験を別記事にまとめました。よろしければこちらの記事もあわせてご覧ください)
そのため、ハノイとハロン湾間の送迎や日本語ガイド付きの観光クルーズまでがセットになったツアーを利用される日本人の方が多いのではないかと思います。
しかしすべてがセットになったハロン湾の観光ツアーは結構費用がかかるものです。
僕はセットツアーには申し込まず、ハロン湾まではローカル長距離バスで移動し、現地のホテルに宿泊、現地でハロン湾日帰りクルーズツアーに参加して大自然が作り出した美しい景観を満喫してきました。
今回は僕が体験したハロン湾現地の英語ガイドツアーについてご紹介していきたいと思います。
ハロン湾・バイチャイでの現地クルーズツアー申し込み
ハロン湾がある、バイチャイという町の一角には、手頃な値段で宿泊できる安いホテルや飲食店が立ち並んでいます。
その並びの中に、何件かツアー会社のオフィスや観光案内所があるのでそこでクルーズツアーの申し込みができます。
またツアー会社以外にも、ツアー会社が主催するツアーを取り扱っているホテルが何件もありました。
僕は自分が宿泊したホテルの目の前にあった別のホテルでハロン湾クルーズの申し込みを行いました。
そのホテルには、日帰りからハロン湾の船の中で宿泊まできる、さまざまなプランを紹介するパンフレットが置いてありました。
パンフレットは英語ですが、スタッフはほとんど英語ができません。
僕がパンフレットの中から選んだのは、ハロン湾の一日日帰りクルーズで、ハロン湾の代表的な奇岩や、スンソット洞窟などをまわるコース。
基本プランはカヤック体験込みで800,000ドンでしたが、水着を持ってこなかったためにカヤックは断念して750,000ドン(日本円で約3,700円)でした。
ホテルのフロントでツアー代金を支払い、申し込み用紙に名前や電話番号を記入しました。
このツアーのポイントは、以下のようなものです。
・宿泊先ホテルへの送迎付き
・ハロン湾への入場料込み
・ボートでのランチ込み
・英語ガイドが帯同
・ドリンク代は別
出発は翌日の朝8時にホテル前にバスの迎えが来るとの説明を受けました。
ホテルピックアップ
翌朝8時きっかりにバスが迎えに来ました。
バスは私を乗せると次々と色々なホテルに停まっては乗客を乗せていきます。
最終的にはバスの座席は満席になりました。
クルーズツアーの参加者は合計で50名ほどいたと思います。
参加者の多くは欧米人で、残りの三分の一は地元のベトナム人客でした。
日本人は僕一人だけです。
クルーズ船乗り場に向かうバス車内で名簿に名前や国籍などを記入するように求められます。
トゥアン・チャウ島へ
クルーズ船の乗り場があるトゥアン・チャウ島はバイチャイからちょっと離れていて、港に着くまで40分ほどかかりました。
バスを降りると船着き場まで誘導され、船着き場到着後に名前の確認とともにチケットを手渡されました。
そして英語ガイドによる自己紹介。
ベトナム人男性のガイドさんだったのですが、英語の発音が独特で所々聞き取れないことがありました。
ガイドさんの自己紹介が終わるとチケットのチェックを受けていざクルーズ船へ乗船です。
ハロン湾クルーズスタート
クルーズ船は木製で、船内も天井から床、テーブル、イスにいたるまですべて木でできていました。
船は2階建てになっており、2階部分からは外の景観を存分に楽しむことができます。
船にはトイレが2個設置されており、エアコンはなく、扇風機のみだったので結構暑かったです。
また船内には最大で6人まで座れるテーブルとイスのセットがいくつもあり、他の乗客とシェアして利用するスタイルとなっていました。
船内では飲み物やスナック、真珠などのジュエリーなどの販売も行われていました。
船が出発して15分ほど走ると、目の前には不思議な形をしたたくさんの岩や、木々で覆われた島々が現れます。
そして海はきれいなエメラルドグリーンの色。
自然が作り出した不思議な姿に圧倒されてしまいます。
スンソット洞窟
クルーズ船は数多くの岩や島を見て回るだけではありません。
コースにもよりますが、大きな島には上陸することもできます。
僕が参加したツアーではハロン湾で一番大きな鍾乳洞であるスンソット洞窟を見学するために島に停泊しました。
スンソット洞窟は非常に大きく、所々ライトアップされており、神秘的な空間を体験することができます。
ボートでランチ
スンソット洞窟見学から戻ってくるとボートでのランチタイムです。
ランチはテーブルごとに料理が提供され、他の乗客と料理をシェアしながら食べるスタイルです。
出された料理はベトナム料理で、豚のから揚げのようなもの、茹でた野菜、イカと野菜の炒め物、魚料理、揚げ春巻き、アサリのスープ、ライスなどが出ました。
味は非常においしかったです。
僕のテーブルではベトナム人観光客と一緒だったのですが、他のテーブルでは欧米人同士のテーブルもあり、1つの皿をみんなの箸でつついて食べることに抵抗がある人もいるようでした。
水着がなくカヤック待ちをすることに
ランチが終わると次はカヤック体験へ。
完全に事前のリサーチ不足で水着を持っていかなかったために、他のツアー客がカヤック体験をしている間はただ待っているだけでした。
その時間およそ1時間。
カヤックに乗っていればもっと間近で奇岩などを見ることができただけに非常に悔やまれました。
ティップトップ島上陸
続いて向かったのはティップトップ島。
この島ではビーチで泳ぐか、島の山頂にある展望台からハロン湾を眺めるかを選べます。
僕は山頂まで登りました。
山頂までの道のりは意外にきつく、山頂に着いた頃には汗だくになってしまいました。
しかし山頂から見えるハロン湾は非常にきれいでした。
再び乗船後、帰路へ
ティップトップ島でのアクティビティが終了すると船は港へと戻ります。
船が港に着くまでは1時間ちょっとかかりました。
船を降りると再びバスに乗り込み、各ホテルでツアー客を降ろしてツアー終了です。
朝8時に出発し、ホテルに戻ってきたのは午後5時近くになっていました。
まとめ
ハロン湾をめぐるクルーズツアーは、現地でのガイドが英語でも大丈夫という方にはツアー代金が圧倒的に安いので、絶対に現地でツアーに申し込まれることをおすすめします。
他の国から来たツアー参加者と話ができたりしますので、違った楽しみ方もできると思います。
なおハロン湾ツアーでは天気がいい場合、非常に日差しがきついので、サングラスは必ず持っていったほうがいいでしょう。
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