昨今はインターネットが発達し、どこの企業も自社のウェブサイトを持っていることが多いと思います。
自分が勤めている会社のビジネスに関係する製品やサービスの情報を、インターネットを介して収集している方も多いでしょう。
中には、海外企業のウェブサイトを参考にする方もいるかもしれません。
今回は、海外の企業に対して、何か気になる製品などがあった場合に、カタログや詳しい資料を請求する際に使える、英語の文例を紹介したいと思います。
また、英語で「カタログ」や「資料」に該当する単語についても解説いたします。
英語で「カタログ」はなんて言う?
日本では電化製品をはじめ、様々な商品やサービスに関する情報をまとめた冊子を「カタログ」と呼んだり「パンフレット」と呼びます。
一方英語では、もっとたくさんの呼び名があるのはご存知ですか?
以下の5つの英語が、製品などの情報をまとめた媒体を指します。
・catalogue
・brochure
・leaflet
・flyer
catalogとcatalogue
日本語でカタログと呼ぶように、英語にも”catalog”または”catalogue”があります。
前者の”catalog”という表記はアメリカで使われます。
後者の”catalogue”はイギリスでの表記となります。
英語のcatalogとcatalogueは、企業が扱っている色んな製品を1つにまとめた「総合カタログ」のようなものです。
brochure
“brochure”は1つの製品や、特定のジャンルの製品を集めて1冊にまとめた「単体カタログ」といった存在です。
leaflet
“leaflet”は1枚刷りで2つ折りや3つ折りにして情報を掲載したものです。
掲載する情報は、catalogやbrochureよりも要点を絞った簡易的なものになります。
flyer
“flyer”も1枚刷りですが、leafletと異なり、印刷物を折ることはありません。
日本で言う、「チラシ」に近いイメージになり、5つの中で一番簡易的な媒体になります。
以上が英語で製品情報をまとめた媒体を意味しますが、いくつも単語があると、どれを使っていいのか迷ってしまうと思います。
実際に問い合わせるときには、相手がどのような媒体を持っているのか分かりませんので、”catalog”か”catalogue”を用いるといいでしょう。
もしも、自社で展示会などに出展する際に、不特定多数の人に製品に関する情報を広めたい場合には、簡易的に内容をまとめた”leaflet”や”flyer”がないか聞いてみるのがいいと思います。
余談ですが、日本ではカタログに近いもので「パンフレット」があります。
英語では”pamphlet”になりますが、日本とは異なり、通常は政治や宗教関係の宣伝に使われる冊子を意味することが多くなります。
英語で「資料」はなんて言う?
製品に関する情報をさらに知りたい場合、カタログのような明確な形ではなく、「資料」が欲しいというニュアンスで伝えたい場合もあるかと思います。
英語で「資料」に該当するものは以下になります。
・details
information
日本語では「情報」と覚えている方が多いと思いますが、「資料」に近いニュアンスで使うことができます。
より詳しく知りたいのでもっと情報が欲しい、といった感じですね。
details
“details”は「詳細」ですが、こちらももっと細かいことが知りたいといったニュアンスで用いることができます。
カタログ請求・資料請求するときの英文メール文例【ビジネス英語メール】
それでは、実際にカタログや資料を請求するときに使う、英文メールを例文でご紹介します。
Subject: Request for product catalog
Dear Sir or Madam,
Hello.
My name is Takeo Suzuki, from ABC Company.
I’m very interested in your products.
I would like to know more information about those.
Would you please send me the latest catalog?
I’m looking forward to hearing from you soon.
Sincerely yours,
Takeo Suzuki
件名:貴社製品カタログのお願い
ご担当者様
こんにちは。
私はABC社のスズキタケオと申します。
貴社の製品に大変興味があります。
貴社製品についてより詳しく知りたいと存じます。
最新のカタログをお送りいただけますでしょうか?
ご連絡をお待ちしております。
敬具
スズキタケオ
以上のような文例が、カタログや資料をお願いするときの全体的な英文になります。
赤太字部分は状況に応じて次のような英文を使ってもいいでしょう。
Could you send me your latest catalogue?
貴社の最新カタログを送ってもらえますか?
Please send me a catalog for review.
参考のためにカタログをお送りください。
It would be appreciated if you could send me the latest catalog.
最新のカタログを送っていただけると幸いに存じます。
I would appreciate it if you send us your catalogue by email.
貴社のカタログをEメールで送っていただけると幸いです。
Please send me details of your products.
貴社製品の詳細を送ってください。
Could you please send me more information?
さらなる情報を送っていただけますか?
まとめ
今回は、海外の企業に、カタログや資料の送付をお願いする英文メールについてお届けしました。
海外の企業は日本の会社のように、すぐには返答が返ってきませんが、いざカタログを送ってくれる段階になると無料で送ってくれます。
海外企業のカタログには、ウェブサイトには掲載されていないような情報や製品も紹介されていることが多く、意外な掘り出し物が見つかる可能性もあります。
また、最近はPDF形式でカタログを送ってくる企業や、通常のウェブサイトとは別に特設のカタログサイトを持っていて、問い合わせるとIDとパスワードが交付されて詳しい情報にアクセスできる、といったスタイルもあります。
少しでも気になる会社や製品を見つけたら、積極的に問い合わせをしてみましょう。
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