日本語では、話題を変えたい時や何か情報を付け足したい時に「ちなみに」という言葉を使います。
この「ちなみに」という言葉を英語で言うことはできますか?
今回は、日本語でも話の切り替えやつなぎとして便利な「ちなみに」の英語表現について取り上げてみたいと思います。
ビジネス英語やメールでも使えますので、ご活用いただければ幸いです。
“By the way”最もポピュラーな「ちなみに」の英語表現
おそらく誰でも真っ先に思いつき、「ちなみに」の意味でよく使われる英語表現が”By the way”でしょう。
「ところで」という日本語訳で覚えている方も多いかと思います。
“By the way”は話の内容が少し変化する時に使われる表現になります。
ちなみに、ミーティングは9時に始まります。
ちなみに、BTWは”by the way”の略です。
一般的に”By the way”は、カジュアルな表現なので親しい間柄同士で使われる、とされていますが、僕の経験上、ビジネスの現場でもネイティブ・非ネイティブを問わずよく使われている英語表現だと思います。
ただ、”By the way”1つだけだと英語の表現が単調になってしまいますので、以下の表現も覚えておくと幅が広げられるでしょう。
“Incidentally”ビジネス英語で使われるフォーマルな「ちなみに」
日本では、”By the way”が一般的すぎて知らない人が多いかもしれませんが、”Incidentally”はよりフォーマルでビジネス英語でも使える「ちなみに」の意味を持った言葉です。
「付随的に」という意味もあり、話の途中で何か情報を追加したい場合に使われます。
会話だけでなく、ビジネス英語メールでも用いられることが多い英語表現です。
Incidentally, we have a new model 371.
モデル271は生産終了になりました。
ちなみに、新しいモデル371があります。
“For your information (FYI)”ビジネス英語メール頻出の「ちなみに」
ビジネス英語メールで頻繁に使われる「ちなみに」の表現が”For your information”です。
略して”FYI”で使うネイティブも結構多いです。
「ご参考までに」という意味もあり、メールでは、文末の最後の部分で用いられることが多くなります。
If you need any support, please contact Brian.
ちなみに、私は来週不在になります。
サポートが必要な場合には、ブライアンにご連絡ください。
I hope you drop by at our booth if you have time.
ちなみに、弊社はABC展示会に出展いたします。
お時間がございましたら、弊社のブースにお立ち寄りください。
“As a side note”ちょっと情報を付け足したい時の英語表現
口語でよく用いられる英語表現です。
「補足すると」といった意味合いがあり、日常会話だけでなく、プレゼンを始め、ビジネス英語でも使える”By the way”よりもフォーマルな表現になります。
ちなみに、弊社では今月末までに新プロジェクトを始めます。
“While we are on that”「話のついでに」情報を追加する時の英語表現
“While we are on that”は「話のついでだけど」という意味から「ちなみに」のニュアンスでも使える英語表現です。
口語でよく使われています。
この話のついでだけど、何で彼に真実を言わないの?
まとめ
ここまで「ちなみに」の意味で使われる英語表現を紹介してきました。
“By the way”しか知らないと、1回の会話で同じフレーズを多用してしまうことになり兼ねません。
「ちなみに」の英語表現をいくつかストックして、より自然な英語が話せるといいですよね。
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