先日、別の記事で異動や転勤時に取引先へ連絡するときの英語フレーズの話題を取り上げました。(別記事『英語で異動・転勤の挨拶や案内をメールで送るには?ビジネス英語メール』)
その記事の中で後任者を紹介するフレーズを少しご紹介いたしましたが、異動のときだけに限らず、こちら側の会社の都合で担当する企業を変更したり、プロジェクトや案件の担当者を変更するようなケースもあるかと思います。
今回は、この「担当者」「担当者変更」に焦点をあて、関連する英語表現・フレーズをご紹介していきたいと思います。
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意外と困る日本語の「担当者」に該当する英語とは?
日本語では「この仕事の担当者は〇〇です」、「このご注文は〇〇が担当しております」といった具合に、特定の案件を処理するメインの人物のことを「担当者」と呼ぶことが多いと思います。
しかし、実は英語では日本の「担当者」にピッタリと当てはまる単語が存在しません。
強いて「担当者」に該当する英語をあげますと、「person in charge」になります。
ただし、この中の「in charge」には物事を決定するような権限までを持っている人物を表すことになるため、案件を事務的に処理するようなオペレーター業務のみを行う人物に対しては使うことができませんので注意が必要です。
英語で「担当者」というニュアンスを伝えたい場合には、使う場面を考慮しながら、以下のような英語を使うと良いと思います。
・staff
・personnel
・contact personnel
・person
・contact person
・manager
・supervisor
・representative
「contact personnel」や「contact person」は「連絡担当者」、「manager」や「superviso」は「管理責任担当者」といったニュアンスになりますので、受け持っている責任の度合いなどで使い分けるのが良いでしょう。
担当者の変更を英語で伝えるには?
会社の人事異動や、ジョブローテーションなどで担当が変わるケースもあるかと思いますが、そういった場合に、海外の取引先にも連絡を入れておく必要が出てきます。
I would like to tell you in advance that the contact personnel of this matter will change from the beginning of April.
(4月の初めから本件の連絡担当者が変更になりますことを前もってお知らせしたいと思います)
I would like to inform you that there will be a change in the person in charge of this order next week.
(来週からこのオーダーの担当者に変更がありますことをご連絡いたします)
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担当者が誰なのか問い合わせる場合は?
海外取引先の中には、たまに誰が担当者なのかはっきりしない相手もいて、込み入ったことを聞く場合に困る場合があります。
そのようなときに、相手の担当者を確認するフレーズをご紹介します。
Could I have the name of the person in charge of this project?
(このプロジェクトの担当者のお名前をお伺いできますでしょうか?)
まとめ
英語にはたまに日本語のように一語だけで使いまわしができない単語や表現が存在します。
そういった場合には、関連する英語をいくつかボキャブラリーとして持っておく必要があります。
今回取り上げた「担当者」に関連する語句はそれほど難しくはないので、簡単に覚えられると思いますので、今後実際にビジネスの場面で今回ご紹介した内容を活かしていただければ幸いです。
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