世間では、英語には日本語と違って敬語がないと言われたりもしていますが、実際のところはどうでしょうか?
日本語のように動詞が変化することで敬語になるということはありませんが、英語では丁寧な表現・上品な表現というものがちゃんと存在します。
本日は、英語における敬語・丁寧語について取り上げていきたいと思います。
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丁寧な英語が話される理由
日本では、年上の人や会社の上司などに対しては敬語で話すのが常識になっています。
一方英語では、自分をよりよく見せるため、品格のある人間であるということをアピールするために丁寧な表現が使われる傾向にあります。
日本語では相手との上下関係などの立場を考慮したうえで話す言葉遣いが決定する、外部的な要因が大きいのに対して、英語ではコミュニケーションをする相手に、英語を話す人物がどのように自分を見せたいかといった、内部的な要因が大きいと言えます。
とは言っても、常に話す側の都合で決まるわけではなく、日本と同じように相手との関係性を考慮して話す英語の丁寧さを変える必要はあるかと思います。
文を長く・遠回しな表現で丁寧なビジネス英語を使う
英語の丁寧な表現には、10の段階があると言われています。
何か頼みごとをするときの表現を例にあげますので、上手に使い分けてみてください。
Get the book.(本を取って)
↓
Please get the book.(本を取ってください)
↓
Will you get the book?(本を取ってくれますよね)
↓
Can you get the book?(本を取ってくれますか)
↓
Would you get the book?(本を取っていただけますか)
↓
Could you get the book?(本を取っていただけますでしょうか)
↓
Could you possibly get the book?(できましたら本を取っていただけますでしょうか)
↓
I wonder if you could get the book.(本を取っていただけたらと思うのですが)
↓
I was wondering if you could get the book.(本を取っていただければありがたいと存じます)
↓
Would you mind if I asked you to get the book?(本を取ってくださいとお願いしてもお気を悪くされないでしょうか)
まとめ
ビジネスで英語で会話をしたり、英語でメールのやり取りをするときには、できるだけ丁寧な表現を使うように心がけておけば、大きな失敗をすることはまずないでしょう。
ただ、友人関係で丁寧すぎる表現を使ってしまうと、相手に自分との距離感を感じさせてしまうことにもなりかねませんので、友人に対しては細かいことは気にせずコミュニケーションを楽しむのが一番かと思います。
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