前回の記事(『未経験でも転職できた僕の出直し英語勉強法(基礎英語力編)』)では僕の英語学習方法について、中学英語の復習からTOEICテスト受験までに実践した基礎的な英語力を作る方法をご紹介しました。
今回は基礎的な学習の最終段階から平行して開始した、TOEICテストの受験直前対策についてご紹介したいと思います。
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TOEICテスト直前対策使用教材
僕がTOEICテストの直前対策で使用した教材は、『TOEICテスト 新公式問題集』です。
僕は受験当時に発売されていたシリーズのうち、Vol.3とVol.4の2冊を購入しました。
そして、1週間につき1冊をこなしました。
おそらくTOEIC受験を何度も経験されている方ほど利用している教材になるかと思いますがやはり公式というだけあって、実際の出題形式に近い形で問題が作成されており、詳しい解説が付いていますので、これさえあれば本番対策は十分だと思います。
世の中には非常にたくさんのTOEICテスト対策本が出回っていますが、実際の出題形式に一番近いものを選んで、1つの教材に集中して使い倒すことがスコアアップの最短距離になるのではないでしょうか。
英語学習全体に共通することですが、世間には本当に多種多様な英語に関する教材があります。
つい色々な教材を購入したくなってしまうと思いますし、実際に購入していくつも手をつけてみると、何となくすごい英語を勉強した気になってしまいがちです。
ところがやったつもりになっただけで、実際にはそれほど英語力に変わりはない・・・。
そのようなケースが多いのが現状ではないかと思います。
使う教材を絞り、やると決めた教材を愚直に何度も繰り返す。これが英語力をアップさせるコツになってくるのではないかと考えます。
TOEICテスト 新公式問題集の使い方
『TOEICテスト 新公式問題集』には2回分の練習テストが収録されています。
まずは1回分をリスニングパート、リーディングパートを通して本番と同じように時間を計って問題を解き、自己採点をします。
その後、リスニングパートから復習を開始します。
最初は解説のトランスクリプトは見ないで音声のみを聞いて復習し、その後トランススクリプトを見ながら再度音声を聞き復習をします。
さらに最後の仕上げとしてシャドーイングを行います。この際、トランススクリプトの英文を見ながらで構いませんので、音声に続いて後から追いかけるように英語を声に出します。
CDの音声と同じようなスピードで英文を完璧に読みあげることはかなり難しいと思いますので、完璧を目指すのではなく、自分の耳と体を英語に慣れさせていくつもりで英文を声に出すと、徐々にシャドーイングができるようになります。
次にリーディングパートの復習です。
こちらのパートの復習はとにかく英文を音読しながら問題集の解説を読むことに尽きます。
僕はリーディングパートの音読を3巡実践していました。
リスニングパート、リーディングパートともに復習を3巡してから、最後に総仕上げとして間違えたところだけをピックアップして復習を行い練習テスト1回分を終了します。
僕はTOEICテスト受験直前の2週間で、ここまでご紹介した学習サイクルで『TOEICテスト 新公式問題集』2冊分の合計4回分の練習テストをこなしました。
TOEICテスト2回目の結果
人生2回目となるTOEICテストの結果ですが、725点と前回から実に325点の大幅アップを果たしました。
実はこの後、1か月後に3回目のTOEICテストを受験したのですが、スコアは2回目と全く同じ725点でした。
しかもリスニングパート、リーディングパートごとの得点も全く同じという結果でした。
TOEICテスト後
僕は初めてTOEICテストを受験してから約2か月で、転職のために目標として掲げたTOEICスコア600点以上を達成できました。
世間ではさらに高得点を目指してTOEICテストを何度も受験する方もいらっしゃいますが、僕は転職で求められるTOEICスコアは達成できたので、725点を取った後、TOEICのために英語を学習するのは止めました。
そして今度は実際に英語が話せるように、ビジネスで英語が使えるように英会話を中心とした学習に方向を変え、同時に転職活動を開始しました。
まとめ
僕は幸いにも2か月という短い期間で目標スコアを達成することができました。
TOEIC受験2週間前にTOEICテストに的を絞った対策を行いましたが、結果的にその前の段階で1か月半実践したボキャブラリー、リーディング、リスニングの基礎力の学習が功を奏したのではないかと考えています。
基礎力を養成した際に使用した教材は、TOEICだけにとどまらず、英語力全般を鍛えるうえでも効果があったのではないかと思います。
これまで2回に渡って僕が転職前にどのように英語を学習したのかをご紹介させていただきました。
今後はTOEIC受験後、僕がどのように英会話を身につけていったのか、また転職でのエピソードなどをご案内していきたいと思います。
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