スパルタ式ネイティブスピーカーの英会話レッスンを受けることに

会社英会話レッスンアイキャッチ

以前、別の記事で幸運にも会社で英会話レッスンを受けさせてもらえることになったことについて触れていましたが、今回は会社での英会話レッスンについて詳しくご紹介していきたいと思います。


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会社で英会話レッスンを受けることになったきっかけ

現在勤めている会社の得意先の会社社長さんの知り合いに、イギリス人の英会話スクールを個人でやっている人がいて、非常に実績があるとのことで紹介を受けたことが事の始まりでした。

得意先の勧めもありましたが、僕自身を含め、社内にいる同じ部署の人間は英会話が十分だとは言えない状況であったため、会社トップの判断で半ば強制的に英会話レッスンを受けることが決定しました。

強制的ではありましたが、僕にとっては非常にありがたい機会であり、頂いたチャンスを無駄にしないようにと心に決め、レッスンにのぞみました。

非常に厳しいイギリス人英語教師

この英会話教師はある程度英語の基礎ができ、やる気がある生徒だけを対象にしており、完璧に英会話ができるようにすることをモットーに厳しく指導する方でした。

会社では、同じ部署にいた人間全員が同時にレッスンを受けることを想定していたのですが、この教師は英語が話せるようになる見込みがない人間には教えないという考えの持ち主で、初回にいきなり選抜テストを受けました。

全部で5人いたのですが、僕を含め2人が選ばれ、あとの3人は落選。

会社側では全員にレッスンを受けさせるよう説得したのですが、2人にレッスンをするか、英会話レッスン自体をなかったことにするかどちらかを選べと言いました。

結果的に僕ともう1人の2人でレッスンを受けることが決定し、週に1回、2時間のレッスンを、しかも会社の業務時間内に受けさせてもらえることになったのです。

期間は1年半の長期に渡るもので、イギリス人教師が会社のオフィスまで出張でレッスンに来てくれ、もちろん費用は全額会社持ちという至れり尽せりの好条件でした。

とは言え、3人は落選していており、他の人たちが通常の業務をこなしている中でレッスンを受けるわけですから、若干肩身が狭いような、申し訳ないような気持ちでレッスンを受けていました。

後日談ではありますが、落選した3人について、このイギリス人教師は最初から会社にやらされる感ばかりで、やる気が感じられなかったからお断りしたとのことでした。

独自の英会話レッスン

僕はこうして運よくネイティブスピーカーの教師による英会話レッスンを受けさせてもらえることとなったわけですが、このイギリス人教師のレッスンは非常にユニークなものでした。

まずテキストはなし、1人1個のボイスレコーダーを渡され、そのボイスレコーダーに教師が必要なことやいろいろな英文を録音していきます。(ボイスレコーダーを活用した勉強方法について別記事を書いていますので、よろしければ別記事もご覧ください。別記事はこちら

生徒側は与えられたお題を、お題に応じて与えられた制限時間または制限回数でこなせるよう練習し、教師にチェックを受けます。

例えば、教師からお題の疑問文として、

Have you finished what I asked you to do?

という英文をボイスレコーダーに録音され、制限回数が10回というお題が与えられたとします。

この場合にはボイスレコーダーで例文を10回まで再生することができ、この10回の間にお題の疑問文がスラスラと言えるようにし、なおかつこの疑問文の答えである、

Yes, I’ve finished what you asked me to do.

という答えをスラスラと、教師が求めるレベルのスピードで答えられるようにしなければなりません。

途中で詰まるのも、単語を間違えるのも論外、たとえ英文が合っていたとしても、スピードが遅ければすごい勢いでののしられます。

完全なスパルタ式、軍隊式の英語レッスンでした。

そして徐々に単語が難しくなり、英文もどんどん長くなっていきました。

さらに電話レッスンと読書も追加

レッスン開始から半年経ったころに、通常のレッスンに加え、電話レッスンと読書の課題も与えられるようになりました。

電話レッスンは主に昼休みに行っていたのですが、電話レッスンまでボイスレコーダーに録音する必要がありました。

オリンパスのボイスレコーダーには、『OLYMPUS テレフォンピックアップ 通話録音用マイク(携帯電話使用可) TP8』というオプション品があり、これを利用してボイスレコーダーに電話レッスンをすべて録音しました。

電話レッスンが終了すると、次回の通常レッスンまでにしっかりと聞き込み、ノートに電話レッスンでの会話を書き出さなければいけません。

そして通常レッスン時にノートのチェックが行われ、出来が悪かったところを重点的に再確認されます。

マイクロホン
実際の電話レッスンで使用

続いて読書ですが、毎週教師から英語の比較的簡単な絵本を課題として渡され、翌週のレッスンまでに意味が分からない単語をノートに書きだし、ストーリー全体を頭に入れます。

そして次のレッスン時に課題図書についていろいろと質問をされ、英語で答えていくという課題でした。

1年半レッスンを受けてどうなったか

普通の英会話スクールでは経験できないような方法で、ネイティブスピーカーの教師による英会話レッスンを1年半受けさせてもらったおかげで、今無事に何の不自由もなく英語を話せるようになりました。

会社でのレッスンは週1回だけだったので、個人的にオンライン英会話スクールのレッスンも合わせて受けていましたが、会社からお金を出してもらっているという緊張感もあり、そして何よりイギリス人教師による厳しいスタイルのレッスンの効果で、正確な英文を自然に話せるように訓練されたのだと思います。

イギリス人教師によるレッスンはもう終了してしまいましたが、僕はいまだにレッスンで使用していたボイスレコーダーを利用して、日々英語の練習をしています。


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