僕は海外出張に行くときには、いつも訪問先の会社や、展示会に出展している取引先に日本からお土産を持っていくようにしています。
みなさんは海外の人と会う機会があるときには、日本のお土産を渡したりしていますでしょうか？
海外では日本のように誰かにお土産を買っていくという文化が根付いているわけではありませんが、僕は印象を良くするための小道具としてお土産を活用しています。
とは言え、日本からお土産を持っていく以上、日本らしさがあって、なおかつ海外の人がお土産として受け取ったときに困らないものを選ぶ必要があります。
そして、スーツケースという限られたスペースに入れることができ、できるだけ重たくないお土産にしないと移動の妨げになってしまいます。
今回は海外出張の際のお土産について取り上げていきたいと思います。
基本は「形が残らないもの」
日本らしいものと考えたときに思いつくのが、日本人形、招き猫、扇子・・・などなど。
日本らしさは出ますが、受け取る側が「いらないな」と思った場合には、単なるゴミにしかならないですから、形が残るものは後々どう処分するのか問題になってしまいます。
無理に日本らしさを求め過ぎず、ちょっとしたお土産としてあげるものは形の残らない、食べ物がベターだと思います。
食べ物であれば、仮にお土産を渡したときに受け取った人の好みに合わなかったとしても、その会社の同僚や、家族の人が代わりに消費してくれる可能性が高いので無難なお土産と言えるでしょう。
お土産の調達は空港で済ませる
最近の羽田空港や成田空港は、他の国の空港と違って買い物が楽しめるようにお店が非常に充実しています。
そして、空港にはすでに海外の人が喜んで買っていく日本のお土産品がたくさん揃っていますので、日本から出発する直前にお土産を調達することができます。
僕は飛行機の時間が早朝、深夜でない限りは毎回空港でお土産を購入しています。
僕がおススメする海外出張で持っていくお土産
僕が海外出張のときによく買うお土産は、「東京ばな奈」です。
日本らしさという面では正直疑問がつきますが、味の面では外れることはまずないと言えます。
少し残念なのが賞味期限が若干短いかなというところでしょうか。
その他には、和風のパッケージで少量ずつ小袋に入った「おかき」や「おこし」といったものがおススメです。
意外にやめたほうがいいと思うものは、あんこ系のお菓子です。
以前、あんこ系のお菓子を取引先のアメリカ人にあげたところ、微妙な反応であったことと、荷物として意外に重量が増すというのがネックです。
完全に失敗だったお土産
日本に来た外国人には「白い恋人」が人気、という情報をもとに、フィリピンに出張に行ったときに白い恋人をお土産として持って行ったことがありました。
フィリピンはご存知のように南国の暑い国です。
現地の訪問先でお土産の白い恋人を渡したところ、すぐにその場で食べてくれたのですが、白い恋人は非常に繊細なお菓子なようで、ホワイトチョコレートはおろか、チョコをはさんでいるクッキー状の部分までもが暑さでふにゃふにゃになっていました。
みなさんおいしいとは言ってくれたのですが、正直かなり微妙なリアクションであったことは言うまでもありません。
海外の人にお土産を手渡すときの英語表現・フレーズ
お土産を英単語にすると「souvenir」ですが、海外の人にお土産を手渡すときにはこの単語を使わないようにご注意ください。
「souvenir」は人に何かをあげるというよりも、自分自身に何かを記念品として購入する場合に用いられる英語になります。
海外出張などで「ちょっとしたもの」を渡すという意味で、「something」を使うようにしましょう。
Here is a something for you.
（ちょっとしたものですがどうぞ）
I have some presents for you.
（お土産を持ってきました）
I brought a little something for you.
（ちょっとしたお土産を持ってきました）
I got you something.
（お土産を買ってきました）
This is for you.
（これをどうぞ）
「present」もお土産を渡すときに使えますが、「gift」はもう少し高価なものを改まった機会に渡すときに使う単語になります。
まとめ
海外出張でお土産は必須ではありません。
あくまで気持ちの問題になってきますので、取引先との関係性も考えたうえで形が残らない無難なものを選んで渡すのがベストだと思います。
くれぐれも暑い気候の国へ行かれる場合には「白い恋人」は持って行かないようにご注意ください！